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声優向け声マップ、音声解析とAIの組み合わせ01

更新日:2025年12月16日

※この記事で掲載している解析・講評は、本サービス開発者本人のサンプル検証用です。

AI講評文は、個別の文脈を前提とした内容であり、通常の利用における全文公開は推奨していません


🎙【音声解析レポート】

駆動良の“ハスキー寄りナレーション”をAI分析してみた

— 声質・息・明るさのバランスはどう出ているのか?


今回は、私・駆動良が以前に録音した「ハスキー寄りのナレーション」 を、

  • RMS(声圧)

  • ZCR(息・摩擦成分)

  • F0(基本周波数)

  • スペクトル重心(明るさ)

  • MFCC(音色の厚み)

という音響特徴量に分解して解析しました。

数値で声を“見える化”すると、自分では分からなかった癖や魅力がはっきり見えてきます。

まずは実際の解析結果:

RMS平均: 0.110
ZCR平均: 0.301
F0平均: 101.8
スペクトル重心平均: 3550
MFCC0平均: -284.7

ここから何が読み取れるのか?専門的に、そして現場の感覚からも分かりやすく整理してみます。

🟥 ① ZCR(息・摩擦成分)が高い → “ハスキー”の根拠が明確

ZCR(Zero Crossing Rate)は、声にどれだけ 息・ささやき・ノイズ が混じっているかを表す指標です。

今回の値は 0.30

これは典型的なハスキー帯域。

  • クリア系ナレーション:0.15〜0.22

  • 息混じり/ハスキー:0.25〜0.40

→ 完全に後者の値。

「少しハスキーめに読んだ」という意図が数字としてそのまま出ています。

しかも0.30は“上品なハスキー”の範囲で、過剰なブレスではなく コントロールされた息の混ぜ方 になっています。

🟧 ② RMS(声圧)は必要量だけ“抜いている”

RMS = 声の強さ(音圧)

今回の 0.110 は、ハスキー演技としては理想的な強さ。

声を強く出しすぎるとハスキー成分が消えてしまうため、このくらいの“軽い圧”がちょうど良い。

  • 息を感じられる

  • ノイズ感を殺さない

  • それでいて芯は残す

=技術的に計算された音圧

🟦 ③ F0(声の高さ)101Hz → 低音の説得力を維持

F0は声の高さ。ハスキーに寄せようとすると無意識にF0が上がる人も多いですが、

今回の 101Hz は非常に安定した低音帯。

これは、

「地声の芯を残したまま、息だけを足している」

というプロの作り方になっています。

🟩 ④ スペクトル重心(明るさ)3550Hz → “抜けの良さ”の証拠

スペクトル重心は声の“明るさ”“抜け”を示す指標。

普通の男性ナレーションはおよそ 2000〜3000Hz のことが多いですが、今回は 3550Hz とかなり明るめ。

これはハスキー特有の高域摩擦成分が増えた結果 です。

同時に、低音ベース(F0)は保ったままなので、

  • 重くなりすぎない

  • くもらない

  • 抜けるのに落ち着いている

という“ハイブリッドな音色”になっています。

🟪 ⑤ MFCC0(音色の厚み)-284 → ハスキーなのに“太さ”が死んでいない

MFCC0は声の厚みや深さを示す指標。

過剰に息を混ぜると、この値は -240〜-260 付近まで上がり(薄くなり)やすいのですが、

今回の -284 はしっかり“太さ”を維持しています。

つまり、

ハスキー寄りなのに、駆動良の声のコアは失われていない。

これがナレーターとしての個性でもあります。

🎯 総合評価

「ハスキーに寄せつつ、地声の芯と明るさを両立したナレーション声」

今回の特徴量を整理すると:

  • 息成分はしっかり増加(ZCR高い)

  • 声圧は適度に抜いている(RMS抑えめ)

  • 低音は維持(F0安定)

  • 抜けの良さ(重心高め)

  • 音色の厚みも深い(MFCC0低い)

という、一見矛盾する要素が全部コントロールされています。

「低音 × 息 × 明るさ × 太さ」この4つが同時に成立しているのは、

元の声質と、それを操作する技術が合わさっている証拠。

✍️ おわりに:声は“感覚”だけでなく“データ”でも進化させられる

声は本来、感覚/経験/身体調整に頼りがちな世界ですが、

こうして音響特徴量にしてみると、自分の方向性が立体的に見えてきます。

今後は:

  • ナチュラル

  • 落ち着いた

  • 激しい

  • 感情テイク

など複数パターンでも比較して、「声マップ」をさらに広げていく予定です。



今回のレーダーチャートはコチラ

必ずしも正五角形がバランスが良いとは限りません。

表現するものによってばらつきが出ます。 特に低音系の方は「F0」の項目がへこみます。








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